パタン・ランゲージ 〜 「環境設計の手引]を知る

どこかのブログの紹介で、「パタン・ランゲージ」を買って読み始めた。 「自分が駄目なのはきっと環境のせいだ」と呟いて、高校時代を潰した私の、「ならばどうするのか?」という10年来の答えを導く為の学問を、やっと30歳前になって出来ることに、生き続けることの凄さを感じざるを得ない。 個々のパターンのどうこうよりも、導入部の前書きの丁寧な、意図の、そして総体の説明こそが、他のどんな著書を読んだ時よりも優しくて、感銘を受けた。 全ての人口にあまねく読まれるべき本のひとつ。 なぜって、私たちは身の周りの環境に作用する事によってのみ、幸福を感じるのだから。 何かを成し遂げるか、でなければ流されて死ぬだけの、俺にはいつだって逃げ場になる"静かな奥"が在り、そして、自ら作らなければ幸せはどちらにもない。 なんという素晴らしい、興奮に満ちた生命か。 このことに既に気付いていた貴方には、尊敬の念を禁じ得ない。ありがとう。 最早、生きているだけで嬉しい。